LudoもForgeRockに参加!

良いお知らせです。

SunでDirectory Serverの元締めをしていたLudovic PoitouForgeRockに参加してくれることになりました。これはすごいことです。

LudoはSunにおいてDirectory ServerやOpenDSの開発で中心的な役割を担っていました。OracleがSunを買収した後は、OpenDSは今後どうなってしまうのか心配していましたが、これで安心です。OpenDSはSunが次世代のDirectory Serverとしてオープン・ソースに基づき開発を進めてきたものですが、いくらオープン・ソースと言ってもそれを理解した上で改良や保守を行う人がいなければ、無意味な文字列に過ぎません。その意味でLudoがForgeRockにProduct Managerとして来てくれたことは大きいです。

個人的には心配していることがあります。どうも私はLudoには嫌われているようなのです。SunのDirectory Serverは、日本においても有名企業の基幹システムで数多く使用されています。それは良いことなのですが、トラブルがあった場合には大変なことになります。特に日本の大企業様におかれましては、厳しいことを仰られる方々が多く、早急な対応と解決が必要です。詳しい説明は出来ないのですが、その早急なるお願いの先がLudoであったと言えば大体想像して頂けると思います。私は単なる連絡係に過ぎなかったのです。過去のことは水に流してくれないでしょうか。英語では"Don't shoot the messenger"という表現もあります。

ご存知の方もいると思いますが、SunのDirectory Serverはフランス製です。開発チームはグルーノーブルにいて、ForgeRockになってからも引き続きそこを拠点にするそうです。グルノーブルはとてもきれいなところで、私もSunに勤めていたときには、何度も出張に行かせて貰えるように手を上げました。しかし、いつも行くのは他の人でした。(この頃は忙しいせいか、愚痴が多くなり勝ちです。)

ちなみにForgeRockでは商標権の問題からOpenDSとは呼ばすOpenDJと呼ぶそうです。その辺りのことはFAQを読んで下さい。